日本初の常設プロマ「ドックヤード・プロジェクションマッピング」

日本で初めての「常設イベント」としてプロジェクションマッピングが年間を通じて上映されているのが、横浜ランドマークタワー(横浜市西区みなとみらい)のドックヤードガーデンです。

横浜ランドマークタワーの20周年イベント

ドックヤード・プロジェクションマッピングは、ランドマークタワーが開業20周年を迎えたことを記念し、2013年7月16日に始まりました。 当初は、一時的なイベントの予定でしたが、好評を博したため、リバイバル公開され、その後、定期的に行われるようになりました。

巨大な石壁に3D映像

みなとみらいのドックヤードガーデンは、現存する最古の商船用石造ドックを活用して設けられたイベントスペースです。国の重要文化財に指定されています。 プロジェクションマッピングイベントでは、毎晩、高さ約10メートル、幅約100メートルの巨大な石壁に、3D映像が映し出されます。主催は、ランドマークタワーのオーナーの三菱地所。

シーズンごとに変わる映像

上映される映像は、シーズンごとに変わります。黒船来航以来の横浜の様子などを紹介する約7分間の映像のほか、ピカチュウの映像などが公開されたこともあります。

福山雅治も登場

2015年のクリスマスシーズンから年末にかけては、福山雅治のライブシーンを取り入れた映像も上映されました。みなとみらいで毎年恒例の年末ライブコンサートを行っている福山雅治とみなとみらいのコラボで実現しました。

ドッグヤード・プロジェクションマッピングの動画はこちらです(ニコニコ動画)↓
http://www.nicovideo.jp/watch/sm28084853

18時から3~5回上映

プロジェクションマッピングは、冬場は、毎日午後6時から3~5回上映されます(2016年1月現在)。

整理券が必要

1回の定員は500人。入場無料で、午前10時から、みなとみらいの3階スカイガーデン入口で整理券が配布されています。

オービィ横浜の体感型マッピング

横浜みなとみらいのショッピングビル「MARK IS」(マークイズ)の5、6階にある映像ミュージアム「オービィ横浜」。北極・南極を始め、世界各地で撮影された大自然や動物の3D映像やプロジェクションマッピングを見ながら、その場にいるような体験ができます。

自然の四季を感じる

大型スクリーンのプロジェクションマッピングなどで大自然の四季の変化を見たり、北極・南極の氷点下の寒さを体感したりして、遠い世界を身近に感じることができます。

幅40メートルのシアター

「オービィ横浜」は、幅40メートル、高さ8メートルのスクリーンを備えたシアター、地球や生き物の神秘を映像で伝える12のエキシビションゾーンなどで構成されています。広さは約4800平方メートル。

セガと英BBCが開設

オービィ横浜は、「セガサターン」や「ドリームキャスト」を生み出したゲーム会社「セガ」と、自然番組の製作で知られる「BBC」(英国放送協会)の子会社「BBCワールドワイド」が共同で開設しました。

ICE WORLDS

オービィ横浜のシアターでは、これまでに、北極と南極それぞれの春夏秋冬を追いかけた「ICE WORLDS」などが上映されました。

轟音がして、座席が揺れる演出

ICE WORLDSで描かれた南極の春では、氷山が解けて崩れる映像に圧倒されます。場内では、轟音がして、座席が揺れ、霧が立ちこめる演出もあり、臨場感が高まります。

BBCの撮影チーム

夏の海では、愛らしいジェンツーペンギンの群れが泳いでいます。BBCの撮影チームは、アシカの仲間オタリアが浜辺でペンギンをパクリと口にくわえる瞬間を捉えました。その後、ペンギンは海に逃げて、ピンチを切り抜けました。

オリジナル映像

上映時間は16分で、極地での撮影、編集に4年をかけた映像作品を基に作ったオリジナル版です。カメラマンや科学者などの取材チームは、過酷な自然環境に耐え、時には命に危険を感じながら仕事をしているそうです。

オービィ横浜の評判・口コミ・感想

0度の部屋で床に氷の映像

温度が異なる三つの部屋があるゾーンでは、「寒さを楽しんでください」とスタッフに送り出され、まず10~15度の空間で体を慣らします。0度の部屋では、床に氷の映像が映し出され、足で踏むと氷が割れます。

マイナス15~20度の極寒を再現

感想~「三つ目の部屋では、風速15メートルの風を間近に受けることで、体感温度マイナス15~20度の極寒を体験。思わず隣の人にしがみつきました」

壁から足元近くの床まで延びるスクリーン

壁から足元近くの床まで延びているスクリーンでは、空から撮影したアフリカやヨーロッパ大陸などの景色が現れ、地球一周4万キロ・メートルの旅を楽しめます。

グランドキャニオンやエンゼルフォール

感想~「北米の峡谷・グランドキャニオン、南米の滝・エンゼルフォールなどはダイナミック。風も吹いてきて、空を飛んでいる気分になりました」。

3Dメガネで衝撃シーン

インドネシアのコモド島に、世界最大のトカゲという体長約2~3メートルのコモドドラゴンが生息しています。60本の歯と毒を武器に、コモドドラゴンが水場にいた水牛の足にかみつくまでの映像を、3Dメガネをかけて見ることができます。

風や振動、音の演出

感想~「映像が消えて真っ暗に。巨大なトカゲが水牛を仕留めて食べる様子が、風や振動、音の演出を通して想像できました。大きな獲物を命がけで狩る姿に、自然界で生きる厳しさを感じました」

アニマルペディア

「アニマルペディア」というゾーンでは、大きなスクリーンに、サバンナで暮らすマサイキリンやチーターなど、コンピューターグラフィックスで描かれた実物大の動物が登場しす。

実物大の動物に手をかざす

感想~「手をかざすと、走り出したり寄ってきたりするので、いっしょに遊んでいるような気持ちになりました」

ファイナルファンタジー30周年プロジェクションマッピング(横浜みなとみらい)

横浜市みなとみらいのインターコンチネンタルホテルで2017年6月10日(土)、11日(日)の夜、人気RPGゲーム「ファイナルファンタジー」(FF)のプロジェクションマッピングを壁面に投影するイベントが開催されます。ファイナルファンタジーの30周年を記念した二日間限りのショーです。

誕生の地、横浜で

全世界で販売累計数が1億3,000 万本を超える、人気RPGゲーム「ファイナルファンタジー」は今年で30周年を迎えます。

このイベントは、作品を手掛ける株式会社スクウェア・エニックスの前身、株式会社スクウェアの発足の地が横浜であることなどから、横浜市とのコラボレーションイベントとして開催されることとなりました。

横浜の象徴に映し出す

プロジェクションマッピング映像は、シリーズ14作目の「ファイナルファンタジーXIV(FF14)」に基づいています。タイトルは「海洋都市ヨコハマ『龍神バハムート、襲来。』」。

古の時代より交易で栄えた偉大なる海洋都市“ヨコハマ”を舞台に、ファイナルファンタジーでお馴染みの召喚獣バハムートと光の戦士たちの激闘をかつてないスケールで描きました。本イベントのために創作された「完全オリジナル作品」です。

映像は、横浜の象徴であるヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテルの壁面に映し出され、観覧エリアではサウンド付で映像を楽しむことができます。観覧は無料です。

なお、プロジェクションマッピング上映に合わせて、下記のコラボレーション行事も実施されます。

・みなとみらいの象徴的なスポットである大型複合施設「クイーンズスクエア横浜」のフラッグジャック
・東急東横線のトレインジャックとみなとみらい線みなとみらい駅の駅ジャック
・横浜名物のシウマイを販売する「崎陽軒」とのコラボレーションでオリジナル弁当の販売
・横浜観光スポットのドールミュージアム「横浜人形の家」にて「FINAL FANTASY PLAY ARTS シリーズ」の貴重な絶版商品や「ファイナルファンタジー」のパネルが特別展示、オリジナルグッズ販売

≪ファイナルファンタジープロジェクションマッピング詳細≫

□タイトル:海洋都市ヨコハマ「龍神バハムート、襲来」
□日時:2017年6月10日(土)、11日(日)
□場 所:ヨコハマグランドインターコンチネンタルホテル
    ( 神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
□上映時刻:1回目:19:20
      2回目:19:50
      3回目:20:20
      4回目:20:50
      5回目:21:20
□上映時間:約10分間
□料金:無料
□鑑賞エリア:コスモワールド付近運河沿い、カップヌードルミュージアム付近運河・海沿い、汽車道等